【山脇学園】の英語AL入試は、英語以外の学力をボトムアップ、サポートしてくれる育成入試。

英語資格利用入試

都心の一等地赤坂にある山脇学園は、1903(明治36)年に山脇玄、山脇房子夫妻により創立された120年の歴史を刻む学校です。新タイプ入試編集部では、そんな伝統校が今までにない革新的な新スタイルの入試、英語AL(アダプティブラーニング)入試を行なっているという情報を入手。「英検3級相当以上の英語力があれば、事前に学校が他の試験科目の学力の育成サポートをしてくれる」英語AL入試について、一体どんな入試なのか、中学教頭 鎗田 謙一先生にお聞きしました。

中学教頭 鎗田 謙一先生
※写真撮影時のみマスクを外していただきました

「英語AL入試」の概要をまず教えてください。

「本校では、英検一定級以上の取得が条件の英語入試や帰国生入試を行なっていますが、英語AL入試は英検3級相当以上の英語力があれば受験できる入試です。試験科目は算数(算数の基本問題プラス国語的な要素のある論理的に考えて記述する問題)のみで、算数は本校が用意したアダプティブラーニングアプリを利用して自己学習し、実力を蓄えてから受験できます。英語以外の教科に自信がない受験生や、英語力があって6年生になって受験を思い立った受験生におすすめの入試です」

受験資格の「英検3級相当以上の英語力」とは?

「本校では、小学校で英検3級以上を取得している生徒が一から英語学習をしなくても済むように中1からグレード別授業を行っています。英語AL入試で合格をした場合は帰国生と一緒のクロスカルチャークラスに編成され、英語は自分の力に合ったグレード別授業を受けることができます」

算数はどんな問題が出題されるのでしょうか。

「算数の基本問題については、教科書レベルの基本的な問題を出題します。テンポよくたくさんの問題を解く必要があります。しかしながらこの算数問題は、本校が用意するアダプティブラーニングアプリの問題の中から数字などを変えて出題しますので、アダプティブラーニングアプリで勉強しておけば試験対策になるでしょう。論理的に考えて記述する問題は、ホームページで過去問題を掲載しているので御覧ください。
https://www.yamawaki.ed.jp/sys/wp-content/uploads/2023/05/2023al_sansu_mondai_a4.pdf

アダプティブラーニングについてのホームページ
https://yamawaki-lp.ed.jp/2023/yamawaki_al/

アダプティブラーニングアプリはどこで入手するのですか。

「ホームページの予約フォームから『入試説明・体験動画の視聴およびアプリの利用方法』をお申し込みください。申し込まれた方には、動画のURLとアプリのIDをお知らせしますので、動画で使い方を学んでいただき、アプリを使い始めてください。申し込みは10月中旬までとなりますので、御注意ください」

「英語AL入試」は、どんな受験生に向けた試験でしょうか?

「英語が好きで英語力はあるのだけれど受験の準備はしていなかった。でも私立中学校受験を考えはじめた。そんな子に算数をアダプトして算数1科目で受験してもらおうという試験です。アダプトには『適合させる、面倒をみる』という意味があり、英語AL(アダプティブラーニング)入試は、すでに英語力はあるのですからその他の学力を試験までに適合するように育成して臨んでもらおうということから考えた試験です。そしてその他の学力の中でも重視したのが算数。算数は積み重ねで学力がつく教科ですので、アプリを使って学習を重ねることが効果的です。7月から12月まで毎月問題を配信しますので継続して学習を続けることができます」

取材Memo

イングリッシュアイランド
山脇学園では、これからの時代に求められる創造的な学力を育むために「イングリッシュアイランド」「サイエンスアイランド」「ラーニングフォレスト」が設けられています。その一つ「イングリッシュアイランド」は、外国に留学したような環境で英語を学ぶ施設が用意されており、エントランス広場の周りには、学校・レストラン・カフェ・フラワーショップ・ニューススタンド・銀行・薬局・シアターなどイギリスを模した街並みが広がります。そしてこの街にはネイティブの英語教員がホストとして駐在。コミュニケーションは主に英語で行われます。昼休みや放課後はすべての中高生に開放され、カフェでの英会話、シアターでの映画鑑賞などが行われています。