仮説・検証・発表する力で挑戦する「探究サイエンス入試」を行う山脇学園中学校

理科サイエンス

赤坂見附駅、赤坂駅、青山一丁目駅、永田町駅、溜池山王駅の5駅が利用できる都心の一等地。1903年設立の山脇学園は、貴族院議員として「女子教育の充実と女性の社会的地位の向上」に務めた山脇玄とその妻、山脇房子(初代校長)によって創立されました。「志」を大切にする山脇学園のメッセージは「If You can dream it, You can do it.(志を立てれば、それはきっとかなえられる)。「志」とは、自分を見つめ、社会を知った上で夢や憧れを高め、どう生きるかを決めるものであり、どんな道も歩み続けられる力です。そんな力を生徒に授けるため、山脇学園では探究的手法を用いた「志」を育てる教育を大切にしており、生徒が周囲の社会や自然、他の存在へ関与し、「自分ごと化」していく過程で、探究心を喚起し、どのような場面においても好奇心を持って愉しめる力、社会に関わる力(向社会性)を育みたいと考えています。例えば中学時代の好奇心を持って探究する力を養う「総合的な学習の時間」や教科を融合させた独自教科の「探究基礎」はその土台をつくるための取り組みです。

また山脇学園では、これからの時代に求められる、創造的な学力を育むために「イングリッシュアイランドEI」「サイエンスアイランドSI」「リベラルアーツアイランドLI」の3つのアイランドを設置。特色あるプログラムでコミュニケ-ション力、課題発見力や解決するための思考力育成を行っています。

特にサイエンスアイランドは、「科学を通して社会に貢献する女性の育成」を目標とした科学への「志」と技術を育むためのプログラム。「探究サイエンス入試」で受験する児童にはおすすめのプログラムです。

探究に文系も理系もなく、社会に出てからも必要な根底のスキルだと思います。

例えば「はげしい運動をすると呼吸が荒くなります。これはたくさんの酸素を体の中に供給する必要があるからですね。この教室の中で、はげしく動く以外の方法で、あなたの心拍数を変化させる方法は?」「竹とんぼは、空中を自由に飛んでみたいとの願いから生まれたおもちゃです。どのような形であるとよりよく飛ばすことができるでしょうか?」など。これらは2020年度入試受験生向け探究力チャレンジ講座で出題されたサンプル問題です。 山脇学園の「探究サイエンス入試」は、答えがあってそこに向かうのではなく、観察して仮説を立て、それを検証して考察し、1枚のポスターにまとめる試験が行われます。探究とは、観察して論理的にものを考え、アイディアをだして答えを追い求めることであり、そこには文系的なアプローチや理系的なアプローチはあっても、大切なのは自分で進んで考えるというアプローチ。探究とは、好奇心と「志」を持ってそこに向かっていく姿勢であり、それは社会に出てからも必要となる根底のスキルです。山脇学園では、そんな探究力を養うたくさんのプログラムを用意していますので、ぜひ探究という言葉にピンときた方は、チャレンジしてみてください。

探究主任・校外学習主任 大島 悠希先生
※写真撮影時のみマスクを外していただきました。
「科学研究チャレンジプログラム」と「研究グループ」

「科学研究チャレンジプログラム」と「研究グループ」

中3希望選択制の「科学研究チャレンジプログラム」は、昼休みや放課後を使って通常授業より踏み込んだ本格的な実験・研究活動を行うプログラム。生命科学系と科学技術系の中で自分が選んだテーマについて年間を通して研究活動を行います。また「科学研究チャレンジプログラム」の参加者は、ロボット班・パソコン班・生物班の研究グループに分かれて研究活動を行い、時には大学の先生や大学院生の協力も仰ぐ本格的な活動となっています。

教えて!学校のこと 試験のこと

「探究サイエンス入試」を受験した生徒さん(現中学1年生)がアンケートに答えてくれました。ぜひ参考になさってください。(回答抜粋)

Q1 中学受験を考えはじめたのは何年生のいつ頃ですか?

・受験を考えはじめたのは小学3年生です。きっかけは両親の考えです。
・小学3年生です。兄の中学受験に取り組む姿勢を見たからです。
・4年生の頃、学園祭に行ったとき1番印象に残った学校だったので目指そうと思いました。
・小学4年生の頃に父親に勧められ、受験を考えました。
・小学3年生の春頃です。姉の受験で学校見学や文化祭に行ったことがきっかけです。
・小学4年生の春季講習からです。

(以下、お母さんコメント)私や叔母の学生時代の話をしたところ、私立中学への希望が強くなり本人の意思により中学受験専門の塾に入りました。

Q2 「探究サイエンス入試」をどこで知りましたか?

・山脇学園の学校説明会で「探究サイエンス入試」の体験会がありそこで知りました。
・山脇学園のホームページで知りました。
・学校案内パンフレットと塾の先生が教えてくれました。

Q3 「探究サイエンス入試」を受験するための準備をしましたか?

・通っていた塾の理科の先生にレポートを提出してまとめ方や実験が失敗した場合にはどう対応するのか何度も練習しました。
・進学塾へは通わずにチャレンジした中学受験でしたので探究サイエンス入試に向けての準備は特にしていません。
・参考プリントや親が考えた問題を解きました。
・特に準備はしていませんでした。しかし説明会で例題がでたので、おおまかな流れは分かりました。
・参考プリントや親が考えた問題を解いていました。
・父から論文構成について習いました。
・入試説明会を受けてから、時間配分や書き方の対策をしました。

Q4 なぜ「探究サイエンス入試」を選んだのですか?

・小学校の頃から実験が好きでした。またレポートへまとめることが苦手ではなかったからです。
・2/1国語1教科入試を受験するつもりが、他の学校の入試と重なってしまったため2/2に探究サイエンスを受ける事に決めました。
・得意科目のみの試験だったからです。
・私自身は、理科が好きだったので選びました。他校にはない新設入試のため、私が初めての受験生ということに興味を持ちました。
・自分の得意分野なので、有利な条件で受験出来ると思ったからです。
・理科に興味があったことと、自分が考えて実験してまとめるとい新しいスタイルがこれからの学習につながっていくと考えてからです。

Q5 「探究サイエンス入試」を受けてどうでしたか?

・入試では緊張もあまりなく自分のペースで出来ました。また時間配分もうまく出来ました。
・一人ずつ仕切られた場所での入試だったので、あまり他の受験者のことを気にせずに取り組めました。そのため、あせらずに自分のペースで進めることができたことが良かった点です。
・説明会でもらった参考プリントをイメージしたら解答が書きやすかった。
・初めてだったので緊張したけれど、思ったより楽しくできました。悪かった点は特にありません。
・難しかったが手応えはありました。
・新設入試ということで、どのような場所で、どんなスタイルで実験するのかわからず、かなり緊張しました。でも、事前に対策したことで、あわてることなく取り組めて、内容も楽しかったです。

Q6 入学してみてどうですか?

・SI(サイエンスアイランド)の実験用具がたくさんあり、他校では学べないことを学べると思うので、これからの授業が楽しみです。
・女子しかいないので、みんなと気軽に話せていいです。
・コロナの影響で友達ができるか心配でしたが、今は充実した生活をおくっています。
・長い休校期間がとても不安でしたが、先生方や先輩方があたたかく見守ってくれているので、のびのびと通えています。早く実験や研究のような授業を受けられることを楽しみにしています。
・(お母さんコメント)私の母校でもあり、安心して入学する事が出来ました。忙しい毎日ではありますが、友人も出来てとても充実した日々を過ごしている様に感じています。

Q7 将来の夢はなんですか?

・看護師になりたいです。なぜなら人を助ける大切さを学びたいからです。
・生き物に関わる仕事をすることです。
・ファッションデザイナー
・商品(食品)開発の仕事に携わることです。
・医師を目指しています。
・鑑識官を目指しています。

Q8 来年の受験生へのアドバイスもしくはメッセージ

・受験勉強はすごく大変だと思いますが、あきらめなければ楽しい日々がきっと待っています。頑張ってください。
・探究サイエンス入試では、基礎的な問題しか出ないので、理科をやるより、まとめる力や考察力をみがいていった方がいいと思います。
・図や表を使って読み手に伝わるよう、自分なりにまとめる。探究サイエンスの参考プリントを使いこなせるようにすると良いと思います。
・理科が好きで、色んなことに興味を持ち、疑問や原因をつきとめることが好きな人は、ぜひチャレンジしてみてください!!
・コロナで辛い受験生活ですが頑張って乗り越えて下さい
・学校のことをたくさん知って好きになって、最後まであきらめずにがんばって下さい。入試に関しては、普段から興味のあることについて考える、調べる習慣をつけ、どう時間内にまとめるかを練習すると良いと思います。

取材Memo

「志」は、きっと富士山のように高くそびえる
「砂場ゲームで長い棒を立てたい人なら、砂の量はたくさん必要」という大島 先生のお話が印象に残りました。長い棒は「志」で、砂の量は、様々な経験や努力から身につく教養のこと。ハートに富士山の校章の山脇学園には、大きな砂場が用意されており「志」を立てれば、きっと富士山のような砂山をしっかりと積み上げられる環境が整っているんだろうと思いました。