【跡見学園】の英語コミュニケーションスキル入試に求められるのは英検3級レベルの英語力。

英語入試

2025年に創立150周年を迎える跡見学園は、キリスト教以外の私立では日本初となる女子教育を実践してきた日本屈指の伝統校。そんな跡見学園には、画家であり書家でもあった創立者跡見花蹊の美を探求する心や、書道・茶道といった伝統教育から作法を学び、自分なりの美意識を育てる文化が脈々と受け継がれています。その一方で跡見学園は、明治8年という廃刀令が出される前年、士族の反乱が起きていた時代に女子教育の学校を開校したことにみるとおり、進取の精神も大切にしている学校です。

例えば英語教育。コミュニケーションツールとインターネットさえあれば国を問わず活動できるグローバル社会の到来を予見して、跡見学園では英語教育に早くから力を入れてきました。今回は、そんな跡見学園の英語教育と英語コミュニケーションスキル入試(以下、英語CS入試)について、和田先生と東先生にお聞きしました。

跡見学園の英語教育についてお聞かせください。

和田先生「本校では英語科に限らず本物に触れることを大切にしています。出身がカナダ、イギリス、ニュージーランドの3名が在籍しているネイティブの教師からは発音だけでなく各国の文化を学び、夏季語学研修やニュージーランド体験留学、ターム留学などをも行なって、海外の環境の中で英語だけでなくその国の人や文化を感じる国際交流にも力を入れています。これからの時代、英語は世界を広げるための不可欠な道具であり、道具の使い方を身につけ、異文化を知り、自分の思いを発信できる人になってもらいたいと思っています」

国際交流主任 英語科教諭 和田 俊彦先生
※写真撮影時のみマスクを外していただきました。

東先生「英語が話せることも大切ですが、言葉は自分の意見や気持ちを伝えるコミュニケーションツールですから『何を語るのか』というその中身も大切にしたいと思っています。中学では提携しているフィリピンの語学学校の先生と1対1で話すオンライン授業を行なっていますが、これは会話の練習だけではなく相手に対し『何を話す』のかの体験学習になっていると思います。また希望者に行なっている取り出し授業では、アウトプットを重視して、iPadで時事問題の映像を見てディベートをしたり、密度の濃い実用の生きた英語を学ぶ授業を行なっています」

英語科教諭 東 尚美先生
※写真撮影時のみマスクを外していただきました。

跡見学園は、英語好きな生徒さんが多いのでしょうか。

和田先生「留学の外部イベントが行われた際、本校の参加者が一番多かったと聞いたことがあります。入口が英語に関わる帰国生入試枠は10名、英語CS入試は思考力入試と合わせて20名ですから、全体で言えば少数派。最近は進学先も、医療系が増えたり、文系では人文系から社会学系へシフトしたりしていますし、英語は必然のツールでありそれを活かしてどう進むのか、留学は英語の勉強というより異文化に身をおく価値が評価される時代になっているのかもしれません」

東先生「取り出し授業に参加している生徒は、英語がとても好きで、学ぶというより、楽しんでいますね。中学で英検準一級を受験している生徒もいますが、英語が好きな生徒は総じて、すべての教科に意欲的で成績もいいです。楽しいから勉強する。勉強するから成績が上がるという好循環ができているのだと思います」

英語CS入試について教えてください。

和田先生「英語CS入試は、①基礎学力を見るための漢字力と計算力の30分の試験[50点]があり、休憩をはさんで②20分の英語の筆記試験[50点]があり、その後に③7分程度の英語の面接[100点]があります。面接については、面接サンプル動画をご覧いただくのがわかりやすいと思いますが、英語CS入試は、基礎学力があり、英検3級程度の英語力を有する受験生に向けた試験です」

https://www.youtube.com/watch?v=irl6xg2y57Q&t=56s

面接ではどんな点が評価されるのでしょうか。

東先生「面接はネイティブの教師と日本人の教師2名で行い採点します。面接で一番見ているのは、学ぶ姿勢や意欲です。緊張する場面でどれだけ溌剌と英語力が発揮できるのか。間違えても伝えよう答えようとする姿勢や意欲を大切にしています。初めての面接で緊張するかもしれませんが、緊張をほぐす質問をしますので楽しく臨んでいただければと思います。試験といってもこちらも応援してしまう楽しい試験だと思ってください。面接の最後のところで跡見に入ったら何がしたいか、どんな教科が好きか、趣味や夢など、年度により異なりますが受験生のことを知るための質問をしますので、考えておくといいでしょう」

最後に受験生にメッセージをいただけますでしょうか。

和田先生「英語CS入試は、“コミュニーション”と入っているように、普段は使っていない言葉を使って人とコミュニケーションしたいと思う人にチャレンジしてほしいですし、入学後もその気持ちをサポートして伸ばしていく体制がありますので、“コミュニーション”が好きな受験生をお待ちしています」

東先生「人とコミュニーションをとる、自分の意見を伝える、人と語り合うことが楽しめる、そういう人に入学してもらいたいと思います。英検3級程度の英語力は必要となりますが、英語CS入試の採点は、面接が半分を占めますので、自分のことを英語で話して相手に伝える練習をしておくと良いでしょう」

教えて!学校のこと 試験のこと

「英語CS入試」を受験した生徒さんがインタビューに答えてくれました。ぜひ参考になさってください。

Q. 英語での受験を考えたのはいつ頃でしたか?

N.Nさん「私は、1〜5歳までオーストラリアで過ごし、その後日本に戻り、またカナダで4年間暮らしていました。急に帰国することになり、帰国生入試に間に合わなかったので英語CS入試を受けることにしました。」
K.Rさん「英語の家庭教師の先生に習って英語が好きになったのですが、小学校低学年でやめてしまい、その後はお母さんに手伝ってもらいながら自分で勉強していました。受験は小学校5年生の2学期頃に考えて4科目受験の塾に通いましたが、6年生の1学期に英語受験に変えました」

Q. 跡見学園を選んだ理由は?

N.Nさん「将来、日本人として外国の方と話すときに自分の国について知っておくことは重要だと思い、日本の文化や伝統を大切にしている学校をネットで検索して親と相談して選びました」
K.Rさん「塾の先生から、英語の試験に力を入れているというのと、英語のカリキュラムが充実していると聞いて選びました」

体操部のN.Nさん(中学2年生)

Q. 筆記試験はどうでしたか?

N.Nさん「四字熟語がちょっと心配でしたが、基本的な問題だったので大丈夫でした」
K.Rさん「4科受験も考えていたので、基礎的な問題の筆記は問題ありませんでした」

Q. 面接はどうでしたか?

N.Nさん「会話をするものだと思っていたので『ペンを取ってキャップを外して』という指示が出てそれに応えるのがちょっと意外でした。好きな季節を聞かれたのを覚えています」
K.Rさん「最初は緊張しましたが、大丈夫だよといわれて緊張をほぐしてくれました。英会話にも通っていたので、あとは落ち着いてできました」

バレー部のK.Rさん(中学2年生)

Q. 受験対策として何をしましたか?

N.Nさん「漢字は漢検を毎日やりました。計算力はひたすらドリルをして計算力をつけました」
K.Rさん「外国映画を見て、何をいっているのか聞き取ってリスニングの練習をしたり、オンライン英会話を使って、英語で会話する練習をしていました」

Q. 入学してどうでしたか?

N.Nさん「女子校なのでみんなやさしくて、のびのびした環境です。お互いの個性を尊重し協力し合って学校生活を送っているように感じます。先生にすすめられて受けた、英検は準1級、TOEICは720点です」
K.Rさん「スライドをつくって発表したり、違う教科書を使った会話の勉強など、英語力が同じレベルの子と学べる取り出し授業がすごく刺激になり楽しいです。英検は2級を合格していて、準一級を目指しています」

Q. 将来の夢はなんですか?

N.Nさん「小さい頃からキャビンアテンダントになりたいと思っています。そうでなければ自分の英語力が活かせる仕事につきたいです」
K.Rさん「具体的には決めていませんが、自分の英語力が活かせる仕事につきたいと思っています」

Q. 来年受験される受験生にアドバイスやメッセージをお願いします。

N.Nさん「楽しい学校です。英語の力をつけやすい環境がありますので、英語に興味がある人はぜひ来てください。頑張ってください」
K.Rさん「跡見学園には、英語を学べるカリキュラムがたくさんあって私は英語により興味を持つことができました。取り出し授業では、帰国生や同じレベルの生徒たちと一緒に学習するので周りから刺激をたくさん得ることができます。英語を深く学びたい方はぜひ跡見学園に来てください」

取材Memo

好きからはじまる英語力
どの教科もそうだと思いますが、まず「好き」になることが大切なのではないでしょうか。ただ英語においては「話す」「聞く」技能が大切であり、一人より相手のいる学習が重要。生徒さんへのインタビューでも友達が刺激になってお互いを高めあっている様子を感じました。跡見学園には、取り出し授業の他にも目指す級ごとの英検講座(有料)や、洋書や洋楽を使ってネイティブスピーカーに長文読解やライティング、リスニングを学ぶEnglish Channelなど、英語好きが集まって力を伸ばす環境もととのっており、“好きこそものの上手なれ”。跡見学園は、英語をどんどん上手にする環境と仲間の両方が揃っている学校だと思いました。