【文大杉並】の英語特別入試生が、英語力とダブルディプロマコースで未来を切り拓く国際系中高一貫校。

英語入試

「阿佐ヶ谷」駅・「荻窪」駅・「南阿佐ヶ谷」駅の3駅から徒歩約10分。文杉や文大杉並と呼ばれる、文化学園大学杉並中学・高等学校は、STEAM教育、中間考査なし、給食制、学内塾など、トピックはいろいろある学校ですが、文大杉並といえば、なんといってもDD(ダブルディプロマ)コース。日本とカナダの両方の高校卒業資格が取得できるDDコースは、将来英語力を活かしたい生徒だけでなく、日本とカナダのカリキュラムを学ぶことで、一つの価値基準に偏らない複眼的視点で考える力をつけることができるといいます。そんなDDコースの入口として人気の英語特別入試について入試広報部長 西田 真志先生にお聞きしました。

入試広報部長 西田 真志先生
※写真撮影時のみマスクを外していただきました。

まず文大杉並のDD(ダブル・ディプロマ)コースについてお教えください。

「DDの導入当時、本物のグローバル教育って何だろうということを討議しました。国際的に通用する大学入学資格であるIB(国際バカロレア)も検討したのですが、それよりもリアルにグローバルなの学びを体感して身につけられるのはDDだろうというということになりました。DDというと、日本と海外の学校のディプロマ(卒業資格)がダブルで取れるという紹介が一般的ですが、どこで学ぶかでDDは2つに分かれます。一つは留学型で海外の学校に一定期間留学してディプロマを取得するタイプ。もう一つは国内型で海外の教員の方々が日本に来て海外校のカリキュラムで授業を行ってもらうタイプ。文大杉並は後者の国内型のDDです」

文大杉並は、日本で初めてDDコースを設置した学校であり、日本の文部科学省とブリティッシュコロンビア州の教育省の両方から承認を受け、2014年にDDコースを設置、2015年度に第一期生を受け入れています。

文大杉並で学ぶと英語力は確実に伸びるのでしょうか?

「文大杉並では、中1のStarterクラスで週9時間(うちネイティブスピーカー主導が7時間)、DD7〜DD9クラスでは週17時間の授業(数学5時間、理科2時間を含む)をネイティブスピーカーが行っており、英語上級者だけでなく英語初級者の英語力も伸ばす点が魅力です。その成果の一つと挙げられるのは、中学2年生終了時に、生徒全体の81%が英検3級以上を取得していますが、その中には入学時に級なしだった55名のうちの35名が含まれています。また準2級は生徒全体の59%が準2級以上を取得して取得していますが、その中には入学時に級なしだった13名、5級だった4名が含まれています」

さらに2級取得者は、なんと生徒全体の35%。その中には入学時に5級だった生徒もいるといいます。この実績は高校ではなく中学2年生終了時というのには驚きを禁じ得ません。文大杉並は帰国生などの英語上級者だけでなく、英語初級者も確実に英語力を伸ばしてくれる学校といえます。

文大杉並のDDコースの魅力は?

「DD コースは“英語だけを学ぶコース”ではないということです。ブリティッシュコロンビア州の授業スタイルは、生徒が主体となって問題を解決し、最後はクラスの前でアウトプットするPBL型授業を基本としています。ブリティッシュコロンビア州の先生たちは内容に合わせて授業を行いますので、ELAで長い時間が必要となった場合は時限を続けて行ったり、ギャラリーウォーク(生徒がブースを設けて発表する探究結果を他の生徒が見て回るスタイルの発表)も学年を越えて行ったり、カナダの教員は非常にフレキシブルに授業を行います。その一方でレベルの高い日本の数学も学ぶことが可能です。カナダのカリキュラムと日本のカリキュラムの2つを学ぶことで多角的な視点を養うことができます」

https://youtu.be/zSIShVNSnUM
中学生が作ったとは思えないポスターセッションのポスター

DD(ダブル・ディプロマ)の導入成果は、どのようなカタチで現れていますか?

「DDコースを立ち上げて9年目になり卒業生も6期生を出した今、いろいろな良い結果が出てきています。その中でも、海外大学への進学率が上がり、世界ランキングで東大よりランクが上のトロント大学やブリティシュコロンビア大学に合格者が出ていることや、国際基督教大学(ICU)、早稲田大学、上智大学など国内の国際系難関大学への合格者を出していることはうれしい成果です」

英語特別入試についてお教えください。

「英語特別入試は、2月1日と2日に行います。国語または算数を課さない『英語・日本語面接型』もありますが特待判定は行いません。英・国または英・算での合格ラインは、英語70%、他が50%、『英語・日本語面接型』では英語80%となります」

英語特別入試は、どんな受験生に向けた試験でしょうか?

「帰国生ではないが英語力がある。将来は外国に行きたい。英語力を活かしたいと思っている受験生に受けてほしい入試です。グローバル教育に力を入れている本校ですが、文化学園大学の附属校としての強みを生かし創造性を豊かにする芸術分野を融合させたSTEAM教育にも力を入れていますので、これからの多様性の時代、本校の6年間で仲間といろいろな感動を積み重ね、生徒一人ひとりが自分の道を見つけてくれれば良いと思っています。入学後は英語以外の科目についてもしっかりと指導しますし、放課後の学内塾では補習から受験対策まで面倒見よくサポートしています。安心して受験していただければと思います」

カナダのカリキュラムでは、海外大学への進路指導が授業の一つとして組み込まれているといいます。英語を学ぶのではなく、英語で学んだDDコースの生徒は、日本と海外のダブルの価値観で学んだ先にどんな進路を見つけるのか。グローバルがお題目ではなく毎日実践されているDD生には、本物のグローバルな自分の未来が見えることでしょう。

取材Memo

ESGファイナンスという最先端の学び
STEAM教育に取り組む文大杉並では、これまでのロボティクスなどのSTEAMプロジェクトに加えて社会課題探究部門の活動の一環として、ESG(環境:Environment、社会:Social、ガバナンス:Governanceの三つの観点から企業を分析)ファイナンスのカリキュラム「ESGファイナンス思考に関する探究」を導入。SDGsと並び、次代に求められる思考を積極的に取り入れていく点は、DDを日本初で導入した、まさに文大杉並らしい取り組みだと思いました。

https://www.youtube.com/watch?v=meZbhQvauPo&list=PLdrRnLHjFESNLc82e9ratnMe6icNARzfg