【八王子実践】の適性検査型入試で生徒が主役のDiversityへ。

適性検査型入試

2016年に創立90周年を迎えた八王子実践中学校は、八王子で最も古い歴史を持つ私立中学校・高等学校。バレーの強豪校として有名な高校は1学年15クラスほどの編成ですが、中学校は1学年1クラスという少人数のクラス編成。2019年に2科・4科入試を廃止し、すべてが新タイプ入試という入試改革を行いました。その結果、様々な個性をもった生徒が集まるようになり、学校が「個性と才能を自由に伸ばす 一人ひとりが輝ける場所=Diversity」になっているといいます。 今回は、100周年に向けて学校改革を進める八王子実践中学校の “今”そして未来についてお聞きしました。

2019年から始まった学校改革について教えてください。

「2019年から『Diversity(多様性)』をスローガンに開始した学校改革は、年度ごとに『進取」『果断』『昇華』『新時代』(2023年度)とテーマを決めて100周年に向けてさまざまな取り組みを行っています。特に2019年は、中学入試において2科・4科入試を廃止して『自己表現型入試』『英語入試』『適性検査型入試』(21年度からは『プログラミング入試』を追加)へ転換した入試は、学力偏差にとらわれない多方面から生徒を迎え入れることができました。その結果、クラスは様々な才能や得意分野を持った個性豊かな生徒集団となり、授業もこれまでの生徒に理解させるものから、生徒が前に出て協働し、自ら理解を深めていくものに進化しました」

https://www.youtube.com/watch?v=sLO1bewI2V4

なぜ多様性に注目されたのでしょうか?

「受験のために習い事をやめるお子さんがいます。習い事をしているから塾に行けないお子さんがいます。果たしてそれでいいのでしょうか。お子さんの可能性は点数的な学力で計れるものでは決してありません。習い事と勉強の二刀流でもいいのです。小学校で習う最低限のことができていれば、あとは本校の6年間でのびのびと伸ばしていけばいいのです。本校への入口をすべて新タイプ入試とし、多様性に門戸を開いたのはそのためです」

この二刀流の考え方は、大学受験に向けた高等学校の放課後学習システム「J-Plus」にも反映されており、「難関J-Plus]と「個別J-Plus」から選べるようになっています。また多様性という点では、八王子実践中学校では、内部進学にこだわっておらず、高校進学時に公立難関校にチャレンジすることが可能。高校受験の放課後学習システム「J-Piece」も用意されています。

八王子実践中学校の魅力を紹介するとしたらどんな点でしょうか。

「多様性を重んじている点もそうですが、『生徒が主役』という醍醐味だと思います。例えば総合学習の時間は場所をセッティングしてリーダーを決めれば、あとは生徒だけで2時間進行することができます。企画・運営・実行をすべて生徒が行うので私達教員は後ろで見守っているだけです。私たちがあなたは何をしなさいとかやってみる?と口を挟むことは一切ありません」

担任の先生に聞くとクラスは一つの国のようなもので、先生はその国に生徒と同じ目線で混ざる、ずっと一緒にいる仲間のようなものだといいます。

進学実績が伸びていますがその要因はどこにあるのでしょうか。

「本校では高校入学時、『特進コース(国立受験)』『選抜クラス(私立難関受験)』『総合進学(先進科学・看護医療・国際教養スポーツ)』の3つのコースから選ぶことになりますが、中学から上がっていく生徒は、とても明確に自分の進路を決めることができています。新タイプ入試で入学した生徒は、自分に自信を持っている生徒が多く、それが良い結果に結びついているのかもしれません」

都立大学や横浜国大、東京外語大学のほか、早慶上理をはじめとし難関大学に合格者を出す八王子実践。100周年には学校改革のさらなる成果が生まれていることでしょう。

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適性検査型入試はどんな問題が出されるのでしょうか。

「南多摩中等教育学校との併願受験を想定した問題となっています。適性検査Ⅰは、大問3小問1で構成され、与えられた文章を正確に分析・考察して、課題に対する考えと意見を論理的に表現(400字以内の作文あり)することが求められます。適性検査Ⅱは、資料から情報を正確に読み取り、その背景を踏まえながら課題に対して思考・判断する力や論理的に考察・処理する力、正確に表現する力が求められます」

過去問題を見ると、南多摩中等教育対応の問題だとわかるでしょう。

どんな生徒を受け入れたいですか?

「プレゼンテーション入試に関しては、自分で考え、主体的に、様々な発想で行動できる生徒。適正検査型入試は、難関大学受験に向けて、内部進学で特進コース、特にJ特進コースに進んで最難関大学現役合格を目指す生徒です」

来年受験を考えている受験生や保護者へのメッセージをお願いします。

「入試改革による、新入試で多くの受験生が集まってきています。少人数制を掲げていますので、プレゼンテーション入試ではより高度なプレゼンテーション能力が求められることになります。また適性検査型入試は、南多摩中等学校との併願を想定した問題を出題しています。学校説明会で過去問題集を配布していますのでぜひチャレンジしてみてください」

今後は中学入試生を増やしていきたいというお話でしたが、現在校舎はいっぱい。クラスを増やす余裕はないといいます。1クラス20名の少人数制で、手厚く面倒見よく、一人ひとりの個性を伸ばしてくれるDiversity=八王子実践中学校。人気が高まっており、今後はちょっと狭き門になるかもしれません。

教えて!学校のこと 試験のこと

高校に進学した現在高校一年生のAさんにお聞きしました。

Q. 中学受験を考えはじめたのは何年生の頃ですか?

小学4年

Q. 塾に通っていましたか?

中高一貫校受験のために大手進学塾に通っていました。

Q. 塾以外で受験のために何か準備や対策を行っていましたか?

朝ドリルをやっていました。

Q. 八王子実践中学校をどこで知りましたか?

インターネットです。

Q. 学校説明会に参加しましたか?

母親が参加しました。

Q. 試験は難しかったですか?

他の学校よりはやさしかったと思います。ただ作文は難しかったです。

Q. 試験を受けた際に印象に残っていることは?

現担任が面説官だったことです。

Q. 入学してどんな毎日を送りましたか?

いろいろな考え方があることを知りました。

Q. 大学はどんな方面を考えていますか?

医学部 大学進学希望。

Q. これから中学受験をする人へメッセージをお願いします

受験が終われば自由です。最後まで全力でがんばって!

取材Memo

ファーストペンギン通信
ホームページ(https://www.hachioji-jissen.ac.jp/feature/firstpenguin/)でも公開中の学校の様子を伝える「ファーストペンギン通信」。ご存知の通り、ファーストペンギンは“最初に海へ飛び込む勇敢なペンギン”からのネーミングです。この「ファーストペンギン通信」には、学校での行事や出来事はもちろん先生も数多く登場。生徒と先生が一緒に楽しい学校生活をつくり上げている雰囲気が伝わってきます。また高校の学級委員に手を上げるのは、中学からの内部進学生が多いという話も。まさにファーストペンギンイズムが根づいて発揮されていると思うエピソードでした。