2023年の総受験者数は1,366名、その中の適性検査型入試は県内トップの198名が受験。日本大学高等学校・中学校は、公立の適性検査受検をする受験生に人気の併願校で、また入学率も非常に高い学校です。文武両道の充実した6年間を楽しく謳歌しながら、どんな未来にもつながる16学部86学科(医・歯・薬・獣医を含む)という日本最大級の日本大学の付属として進路選択の幅広さと、国公立大学や難関私立大学・海外大学も目指せるハイブリッドな進学実績は、他校にはない大きな魅力です。
今回の取材では、同校の私学ならではの充実した、ICT教育やグローバル教育、学習サポート、キャリア教育等を通して、生徒がどのように「自主創造」し、成長しているのか、適性検査型入試で入学した中学3年生Y.Kくんと高校2年生T.Wくんの2人の生徒さんにお聞きしました。
Y.Kくん(中学3年生)部活は物理部のレゴ班。仲間が「宇宙エレベーター」コンテストで全国大会に進出中。
日大中学以外も受験しましたか?
Y.Kくん「横浜サイエンスフロンティア高等学校附属中学校を受験しました。日大中学は、適性検査とB日程を受験しました」
日大中学を受験校に選んだ理由は?
Y.Kくん「適性検査で受験できることと、有名な学校で安心感があり、家からも近くて、説明会に行った時に雰囲気も良かったので。あと日本大学という選択肢もありつつ、国公立大学や難関私立大学・海外大学など、将来に合わせた進路選択ができるのもいいなと思いました」
実際に入学して感じたことは?
Y.Kくん「自分の趣味を余談で話しながら授業に関連づける先生や、数学についてとても詳しいK先生、大学受験に出る問題へのアドバイスなど、いろいろな個性を持った先生がいて授業が面白くて楽しいです。最初は男女間に壁がありましたが、一緒に協力して行う学校行事をしていく中で仲良くなりました。いろんなタイプの友達と関わりながら友達もいっぱいできて、新しい世界が広がりました。第一志望ではなかったのですが、今では日大中学に入学して良かったと思っています」
他校と違うと感じることは?
Y.Kくん「男子校に行った友達に聞いたのですが、生徒会に誰も立候補せず、その学校はみんな消極的だそうです。日大中学はそんな感じはありません。タブレットを使ってプレゼンをしているからかもしれませんが、みんな積極的です。体育祭もクラスが一丸となって戦うので盛り上がり、今年のクラスは学年優勝しました」
日大中学に入学して良かった点は?
Y.Kくん「英検やニュース検定、ことわざ検定など、様々な検定試験を受けられるのと、タブレットが便利です。あと計画表が配られるので、それを使って、テストや試験に向けて、自分自身で計画し、勉強に取り組める点がいいと思います。中学生のうちから大学訪問ができるのもいいと思います」
学校生活で思い出に残っていることは?
Y.Kくん「中学2年の研修で京都・奈良にいった際、京都大学の留学生と一緒に街を歩いたことと、中学3年のオーストラリア研修です。現地の人はとてもフレンドリーで、それがうつったのか、性格が明るくなったと思います」
将来、進みたい方面は決めていますか?
「高校は、特進コースに進み、国公立の大学へ進学したいと思っています。その先は、警察官になりたいと思っています」
最後に受験生に向けたメッセージをいただけますでしょうか
「日大中学には様々な部活や行事があり、とても楽しい中学校生活を送ることができます。自分の努力は、きっと報われる。挫折もあるかと思いますが、あきらめずに、ぜひこの日大中学に合格できるように頑張ってください」
T.Wくん(高校2年生)部活は水泳部、特進コースに在籍。
中学受験の準備をしはじめたのはいつごろですか?
T.Wくん「小学5年生頃に、中学受験を決めて、塾に通いはじめました。塾では私立受験の勉強をしていたのですが、小学6年の夏頃に都立型の勉強に変えました」
志望校と入試の種類を教えてください
T.Wくん「今通っている日本大学中高や都立桜修館など全て適性検査型入試で受験しました」
日大中学を受験校に選んだ理由は?
T.Wくん「日大は学部が多く、“選択肢がたくさんある大きな学校”というイメージがあり、進路の選択幅が広いメリットがあると思ったからです。日大中・高は公立の学校に比べて生徒数が多いので、生徒もいろんなタイプが在籍していて、部活もすごく充実していそうだと思いました。また共学という点も選んだ理由の一つです」
日大中学を併願校にしようと思った決め手は?
T.Wくん「都立は、とにかく勉強していい大学に入る、というイメージでしたが、日大中学の説明会では、海外留学の話もあり、とても惹かれました。入学後も、海外研修のあるGL(グローバルリーダーズ)コースを選びました」
実際に入学して感じたことは?
T.Wくん「第一志望でなかったということを感じる暇もないくらい中学生活は充実していました。小学校は1学年2〜3クラスだったので、中学が各学年5クラス、高校が各学年10クラス以上という規模に圧倒されました。とにかくたくさん生徒がいて、新しい出会いや様々な人と関われるのは、とてもいい経験です。また高校の文化祭や体育祭でなどの行事では、自分たちで応援グッズを作ったり皆で盛り上がれる所もすごくいい所だと思います」
他校と違うと感じることは?
T.Wくん「僕は残念ながらコロナで行けなかったのですが、高校ではなく中学から海外に行けるのは、グローバル教育に熱心な日大中学ならではだと思います。異文化交流は、早ければ早いほどいいと思います。あと部活もすごいOB・OGがいらっしゃり、遠いところからわざわざ学校に来て指導してくださったり、差し入れをいただいたりするのも伝統ある学校であり、日大というつながりがあるからだと思います」
将来、進みたい方面は決めていますか?
T.Wくん「カナダに短期留学で行った際、文化や考え方の違いに触れた経験が、海外とつながる仕事をしたいと思わせてくれました。そのため大学は国際関係学方面に進み、政治や法律など様々な角度から国際社会についてアプローチして学び、国際社会で通用するスキルを身につけたい思っています」
海外とつながる仕事になると英語力が必要になると思いますか?
T.Wくん「英語は得意な方で、今は英検2級を持っています。準1級には何度かチャレンジしているのですが、いつもギリギリあと一歩のところで落ちてしまっています。ぜひ取得して大学受験にも活かしたいと思っています」
学校で好きな授業は?
T.Wくん「体育が好きです。今は特進コースにいるのですが、気分のリフレッシュになり、友達との絆も深まるので、体育が大好きです。あと英語も好きで、M先生がすごく経験豊富で細かくていねいに教えてくれることや、中学時代にネイティブの先生と一緒に英語スピーチコンテストの原稿をつくって英語力が伸びたのもいい思い出です」
学校の好きなところ、よかったところは?
T.Wくん「入学以来、水泳部なのですが、小学生の時に比べたら予想以上にガンガンに厳しく、部活で精神的な強さを鍛えられました。勉強でも今まではすぐあきらめていたのを、“ここは頑張ってみよう”と思って、粘り強く取り組めるように成長しました。また一人一台のタブレットが配られ、どこでもいつでも勉強できる点も気に入っています。コロナ禍の時もタブレットは大活躍でした。あと食堂がおいしくて、友達と食べるのが好きです。ラーメンは人気すぎていつも並んでいるので、500円のランチを食べることが多いです」
最後に受験生に向けたメッセージをいただけますでしょうか
T.Wくん「試験本番前に、集中力を切らさないように何度もトイレに行ったりしたのですが、そういうことじゃないんですね。僕自身はさぼっていましたが、学校でも塾でも出された宿題はちゃんとやること。これは勉強に限ったことではありません。コツコツ積み上げることが本当に大切です。宿題はちゃんとやりましょう」
日大中高というと文武両道で、どちらかというと男子のイメージが強いように思います。今回は図らずも男子生徒2名の取材となりましたが、2023年度の統計では、男子1,210名、女子954名。確かに男子が若干多いといえますが、部活動、生徒会活動、プレゼンテーションなど、女子の活躍も目覚ましく、何より生徒さんたちに聞けば、女子も元気!男子との仲も良くて、人数的に多い少ないは全く感じないとのこと。とはいえ今度は、そんな元気な女子を取材してみたいと思います。
- 取材Memo
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生きる英語で世界に広がる、プラスαの英語教育。
イングリッシュリテラシーに力を入れている同校では、希望制で短期・中期・長期の3コースから選べる海外研修/留学制度だけではなく、ネイティブ教員と英会話が楽しめる「イングリッシュラウンジ」、インターネットで外国人講師と1対1の英会話レッスンができる「オンライン英会話 weblio英会話」、リスニング・スピーキング・ライティングなどの技能が伸ばせる「スタディサプリENGLISH」、ネイティブ教員が英検受験希望対象者に模擬面接を行う「英検特別講座」など、これからのグローバル時代に必須な英語力を身につけるサポート体制が充実。やる気になれば、本物の英語力をグングン伸ばすことができます。英語教育について
https://www.yokohama.hs.nihon-u.ac.jp/senior/edu/english/