横浜駅から14分、渋谷駅から19分、町田駅から38分。4路線が乗り入れるアクセスの良さに加えて、付属校として日本大学への選択肢を持ちながら国公立大学をはじめとする難関大学を目指せる日本大学高等学校・中学校。適性検査型入試の併願校として県内屈指の人気を誇ります。2024年の大学進学実績は、国公立大学・難関私立大学等への進学が39.0%、16学部86学科(医・歯・薬・獣医・芸術を含む)という日本最大級の日本大学への進学が51.2%で現役進学率は90.1%。しかし同校の魅力は、そんな数字には現れない、生徒の一人ひとりが自分の進路を見つけて自走する、学び舎としての豊かな学習環境と指導にあることがわかりました。
数字には現れない学び舎としての学習環境と指導とはどんなものなのか。広報部の藤原くみ子先生にお聞きしました。

まずハイブリッド進学の実績は?
「保護者のみなさまは学校選びの一つのポイントとして進学実績を重視されると思いますが、2024年は、国公立大学に30名、早慶上理に48名、SMARTに88名、GMARCHに131名、医学部医学科に7名、医療系に74名が現役合格。日本大学の法学部に88名(内、法律学科32名)、生物資源科学部に44名、理工学部に24名(内、建築学科7名)が進学しています。指定校推薦は、早稲田・上智・東京理科・明治・青山学院・立教・中央・法政・横浜市立など115校約400枠ありますが、大切なのは将来を考えての学部・学科・専攻。大学はゴールではないので、自分の将来を考えられる指導を大切にしています」

メディカル(医療系)74名合格。
自分の将来を考えられるようにするための指導とは?
「本校では、多様な分野に実際に触れる体験を重視しており『体験探究型キャリア教育プログラム』を3年間でのべ約60回行っています。これは文字通り体験を通して探求をするプログラムで、体験をした後は必ずアウトプット(プレゼンテーションなど)をしてもらいます。アウトプットすることで、自分自身としっかり向き合い考え、深い学びとして自分の中に定着します。例えば大相撲観戦に行っても、運動が好きな生徒は力士の筋肉に目が行きます。また他のデザインが好きな生徒は建築に興味を持ったりします。体験から見つける「何か」は一人ひとり違うものであり、多くの体験の中からビビッとくるおもしろいことを見つけくれればいいのです」

適性検査生は、そんな御校の学習環境や指導にあっていますでしょうか?
「適性検査で入学してきた生徒は、知的好奇心が旺盛なので、体験の機会を与えると、その中で興味があることを見つけてくれます。また書くことに抵抗がなく、思考の引き出しもたくさん持っているのでプレゼンテーションも上手です。生徒は、興味があることを見つけると自走し始めますので、『体験探究型キャリア教育プログラム』は、適性検査生の知的好奇心を刺激して、未来へのスイッチを入れるものになっていると思います」


適性検査生は、好きなことを突き詰めていく生徒が多く、本人の希望ができると、そこに邁進していくといいます。ハイブリッド進学というある意味守られた環境の中で、生徒自ら自分が目指す未来を見つけられること。そして「生徒が自走しはじめる」ということ。いずれも数字に現すことはできないことですが、6年間の日々で部活や自分の未来探しをのびのびとできる日本大学高等学校・中学校は、大学のその先を大切にした“自分発見教育”を行っている、素晴らしい学校だと思いました。
教えて!学校のこと 試験のこと
適性検査型入試を受験して入学をした中学1年生(N.Tさん)にお話を聞きました。
適性の勉強はいつから?どんな準備・対策をしましたか?併願校は?
公立の中高一貫校を志望していたので、5年生から塾に通い始めました。入試対策は塾の課題やテキストに取り組んでいました。
私立は、適性検査型入試でいくつか受けましたが、日大中が一番行きたかったので、受かった時はうれしかったです。
日大中を選んだ理由は?
教頭先生のお話が面白く、家族でファンになったからです。在校生の雰囲気もよく、説明会で在校生のプレゼンをみて面白いなと感じました。
教頭先生のお話は、どんなところが面白かったですか?
心をつかんでくるお話で、受験生に寄り添ってくれている感じがとてもよかったです。
その他に魅力を感じたことは?
設備が整っていて綺麗だったこと、また学校の雰囲気がとてもよかった点です。
入学して楽しいことは?
私はバレーボール部に所属しているのですが、団結して戦うことでチームの絆を感じています。先輩もとても優しいので、充実した部活動生活を送れています。
勉強との両立に問題はないですか?
大丈夫です!
入学して良かったと思うことは?
入学したばかりの頃は、英語と数学が苦手だったので授業についていけるか不安でしたが、先生たちの授業が面白く、とても楽しいです!成績も少しずつ上がっています!
得意科目はなんでしたか?
国語はもともと得意で、入学して英語が好きになりました。

好きな授業はなんですか?どんなところが面白いですか?
担任の先生の科目である英語です!解説に体験談やジョークも入ってくるのでとても楽しいです!
楽しかったプログラムは?
今年の夏に行った林間学校でしょうか。都会では味わえない非日常を味わえました!自然に囲まれた中で、みんなで作ったカレーはとても美味しかったです!
普段の勉強時間は?
教科によって時間のばらつきはありますが、どの教科も予習と復習はちゃんとしています。部活のない日は学校の自習ルームで1時間。部活のある日は家で 1時間自主学習をしています。毎日出される宿題は、30分程度で終わらせます。
なぜ自主学習を始めたのですか?
みんな受験を乗り越えてきたので、勉強ができる子が多いです。私はそんな周りに刺激されて勉強するようになりました。それと、中3になったら特進コースに入りたいと思ったので、今勉強を頑張っています。自主学習をすることで、自分から勉強をすることの大切さに気がついたのでこれからも続けていきたいなと思います!
特進コースに入りたい理由は?
国公立大学受験を目指しているので、先に進んだ勉強をしたいと思ったからです。
目指している大学、学部はありますか?
横浜国立大学です。学部はまだわかりませんが、今は文系分野が好きです。
将来の夢・目標はありますか?
今は地方公務員を目指しています。
最後に受験生ヘメッセージをお願いします
不安やプレッシャーを感じることもあると思いますが、それだけ本気で頑張っている証拠です。あと少し、悔いのないように走り切ってください!応援してます!!
- 取材Memo
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自分と向き合うと、「学び」は深まる。
インタビューに登場していただいたN.Tさんは、学校説明会で生徒が行うプレゼンテーションに感銘し、自分もやりたい!と思ったそう。そんなN.Tさんが作ったプレゼンテーションは、田舎に暮らすおばあちゃんの暮らし。ここでは全部を見せることはできませんが、たくさんの気づきと、その体験を自分の言葉で表現した、イキイキとした素晴らしい出来栄えでした。ただ眺めていても気づくことはできません。それを感じている自分と向き合うことで気づきは訪れます。「学び」は気づくことから。そして「学び」は、気づきを積み重ねることで深まります。